2017年05月10日

【遊戯王】もうひとつの「時」と「場合」

※この記事を読む前に
一般的に「タイミングを逃す」などで知られている
「時」と「場合」に関するルールは、
「誘発効果(に類したもの)における」、
「時」と「場合」という前置きがあることを念頭に置いたうえで

この記事を参考にしていただければと思います。
この認識ができていないと、この記事を読んでかえって困惑してしまう可能性があります。



(1) 結論から
◎「他の効果発動に反応するカード効果」について、

@〇〇の効果が発動した「時」というテキストは、
同一チェーン上で発動する効果(誘発即時効果)である。

(例)《真竜拳士ダイナマイトK》《青き眼の乙女》《幽鬼うさぎ》など


A〇〇の効果が発動した「場合」というテキストは、
効果処理後に改めてチェーンブロックを組んで発動する効果
(原則、誘発効果※)である。

(例)《微炎星−リュウシシン》《マジシャンズ・ローブ》《ドロール&ロックバード》(※)など

という法則があるようです。
これまで《真竜拳士ダイナマイトK》と《微炎星−リュウシシン》って
どうして効果分類が違うんだろう?と思っていたので、今回まとめてみました。
繰り返しになりますが、今回は「他の効果発動に反応するカード効果」についての話題です。
「えっじゃあ《E・HERO エアーマン》って「時」だから誘発即時効果なの!?」ということには決してならないので
注意が必要です。


(2)事例
☆今回、COTDで登場した《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》が
非常にわかりやすいテキスト持ちなので、これを事例に挙げていきます。

card100051820_1.jpg
   
《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》
(1):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時、自分の手札・墓地から「ライトロード」モンスター1体を除外し、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分の「ライトロード」モンスターの効果が発動した場合に発動する。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。 


@ライラの(1)の効果を使用する
i) チェーン1で《サイクロン》が発動された時、それにチェーンする形で
チェーン1:《サイクロン》
チェーン2:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》
とチェーンを組む。
   
逆順処理なので、ライラの効果で対象のカードを破壊したのち、サイクロンの効果を処理する。

ii)《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》が複数枚存在していて
チェーン1で《サイクロン》が発動された時、
その《サイクロン》に反応して発動できるライラは1枚のみ
   
チェーン1:《サイクロン》
チェーン2:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》A
チェーン3:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》B
   
 とはできない。

…ライラの(1)の効果は、誘発即時効果です。
テキストには明記されていませんが、適切なタイミングであれば相手ターンでも発動できます。
  
他の効果発動に反応する場合は、その効果の直後のチェーンブロック(今回の例だとチェーン2)にて
発動しなければならないきまりがあるので、
今回のケースではライラ2体を重複して発動することはできません。
(《死霊騎士デスカリバー・ナイト》は例外)


Aライラの(2)の効果を使用する
i) 《ライトロード・アサシン ライデン》の起動効果が発動された場合、
まずはライデンの効果処理を行い、
効果処理後に《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》の誘発効果が発動する。

チェーン1:《ライトロード・アサシン ライデン》

処理後
チェーン1:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》

ii)《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》が複数枚存在していて
《ライトロード・アサシン ライデン》の起動効果が発動された場合、
効果処理後にそれぞれの《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》の誘発効果が、
チェーンブロックを組んで発動される。

チェーン1:《ライトロード・アサシン ライデン》

処理後
チェーン1:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》A
チェーン2:《トワイライトロード・ソーサラー ライラ》B
(順不同)

…ライラの(2)の効果は誘発効果(強制)です。
テキストには明記されていませんが、特定の条件を満たせば相手ターンでも発動します。

条件を満たすカードが複数枚あるなら(今回のii)、
同時に複数のカードが発動した場合/SEGOC」に従ってチェーンブロックを組みます。


(3)参考:《微炎星−リュウシシン》の誘発効果について
《炎舞−「天セン」》がチェーン2で発動した場合でも、タイミングを逃さない。
   
チェーン1:なにか
チェーン2:《炎舞−「天セン」》

処理後
チェーン1:《微炎星−リュウシシン》

ここの話を見ると明らかにややこしくなるので飛ばしてもいいと思います

《微炎星−リュウシシン》の誘発効果は、タイミングを逃すことなく発動できます。
なぜなら、「場合」の誘発効果だからです。
  
イメージ(見づらくてごめんなさい。。。)
Image_a196c95.jpg
今回は「他の効果発動に反応するカード効果」についての話題ですが、
任意発動の誘発効果であるリュウシシンにはタイミングを逃す逃さないの話題もついてきます。
図にあるように、リュウシシンは、「場合」の誘発効果なので
「他の効果の処理後に発動し、
タイミングを逃さない誘発効果である」
といえます。
けして混同してはいけないのは、
図に「時」表記のものがふたつ存在していますが、
それぞれ誘発即時効果と誘発効果なので、関係性がないということです。
右側は、誘発効果(だとモンスター効果の分類だけで止まってしまうので、誘発効果に類したもの)
の括りであることをじゅうぶんに注意していただければと思います。


(4)備考
※《冥王竜ヴァンダルギオン》は古くから存在するのに、タイミングを逃さない効果持ちであるといわれています。
《冥王竜ヴァンダルギオン》も、他の効果発動に反応するカードの一種なので、やはり効果処理後に発動する、タイミングを逃さない誘発効果となっています。
そもそも効果処理後に発動するカード群は、必然的にタイミングを逃さないから、タイミングを逃すの話題以前にこの効果反応の体系は完成していたのでは?という仮説を立てられる気もしますが、今回はそこまで考えないことにします。

※《ドロール&ロックバード》について、
このカードは他の効果発動に反応し、効果処理後に発動するカードです。
しかしながらこのカードは誘発効果ではなく誘発即時効果に分類されます。
これは、ドロールが手札から墓地へ送って発動する、相手ターンでも発動できるモンスター効果であるため、誘発即時効果に分類されていると推測します。なので、今回
「A〇〇の効果が発動した「場合」というテキストは、効果処理後に改めてチェーンブロックを組んで発動する効果(原則、誘発効果※)である。」
という表記にしたことをご留意いただければと思います。
そもそも原則誘発効果ってわけじゃないかもしれないですし、今後ドロールタイプのカードが増えるかもしれません。

※「時」または「場合」の表記がないテキストも多いです。
(《シューティング・クェーサー・ドラゴン》《光と闇の竜》など)
ただ、そういうカードはだいたい無効系の効果なので、まあ誘発即時なのかな、と推測してもいいと思います。
ライダーは昔永続効果だったけど…。


おわり

参考ページ
特に、「この他の「時」と「場合」の違いについて」を参照しました。

posted by よしえ at 00:58 | Comment(1) | OCG(ルールあれこれ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結局のところ「時」と「場合」で効果分類が変わることがある、というだけのことなので、(4)以降のような文章はいらないのでは。

一つの物事は見方によって、幾通りの意味を持つことがあります。

「時」と「場合」がタイミングを逃すかどうかの意味を持つこともありますし、効果分類の指標となる事もあるのです。
(No.23 冥界の霊騎士ランスロットは9期テキストでも「時」の強制効果なので、この「時」はタイミングを逃すかどうかの意味を持ちません)

ドロール&ロックバードには「相手ターンでも発動できる」と書かれているので、誘発即時効果であることは明らか。
「時」と「場合」での区別に入る必要はありません。

「効果が発動した」や「効果の対象になった」が条件のものは、「時」と「場合」で発動するタイミングや効果分類が変わる。

「効果を発動するために…された」は9期以降は「場合」の誘発効果しか存在しない(8期以前は同様の効果を「時」の強制効果にしていた)が、今後は「時」の誘発即時効果もありえないとは言えない。
(バージェストマが似たような動きをするので)
Posted by at 2017年05月10日 22:09
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